二人で紡いだ物語 (朝日文庫)

  • 2007.08.04 Saturday
  • 11:41
評価:
米沢 富美子
朝日新聞社
¥ 735
(2004-11)
e-honのトップページでピックアップされていたのを何気なく立ち読みしてみたらなんか面白そう。
ご主人が亡くなるあたりの事が書かれていたので、これは泣かされるかもと覚悟しながら読みました。
米沢富美子さんという方を全く知らなくて、女性では珍しい物理学者という事も初めて知りました。
多分、こんな風に偶然の出会いが無かったら一生手に取る事も無いと思う本でした。

冒頭の彼女の行動力。
新婚の夫がイギリスに海外赴任する事になったのだけど、時代が今と違って家族を連れて行くという慣例が無い。
ならば、と自分でイギリスの大学に留学してしまう(しかも、奨学金まで取り付けて)妻として付いて行くのではなく、あくまで自分の勉強を続け、夫とも一緒でないにしても、近くに暮らすため。

かっこいい。

このご主人も京大出身のエリートなんですが、家事、子育てに一切関わらない。
妻が子育てと研究とで、いっぱいいっぱいになっているのに、オムツひとつ替えてはくれない。
普通の奥さんだったら、絶対不満爆発といきそうですが、そこがこの人のすごいところで、不平不満は言わないんです。何故か?
家庭の中に敵を作りたくないから。
なるほど、確かにそれが賢いやり方なんでしょうね。

私には絶対できないけど。

結婚か研究かで悩んだ時に、僕と研究と両方取ったらいいじゃないか。と言われるんですね。でもそれは、僕が手伝うからとか、フォローするからとかじゃなくて、僕も頑張るから君も頑張れと言う意味で。

物理学者として成功していくが、病魔にも魅入られてしまう。
3度の手術(4度だったかな)満身創痍での彼女の半生は小説より波乱万丈なのだった。
なんだかまるで、偉人伝でも読んでいるようだった。確かにそうなのかも知れないが。
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  • 2007/09/08 10:32 PM
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